太陽光発電装置を取り付けようか悩んでいる皆さんは、設置費用のもちろんですが、いくらぐらいの収入になるのかも大きなポイントではないかと思います。太陽光発電した電気については買取方法として大きく2種類あります。全量買取と余剰電力の買取です。今、ニュースなどでよくやっているのは、前者の全量買取についての議論ですが、これはまだ検討段階のものです。したがって、今回は余剰電力の買取について説明したいと思います。
 余剰電力の買取とはあまった電力を電力会社が買い取るということです。平成23年度は1kWhあたり42円で10年間の買取が約束されています。一般的な太陽光パネルでは1kWの出力のもので低めに見積もっても1年間に1,000kWh以上の発電が可能と言われていますので、住宅に設置される平均的な出力の4kW程度のパネルが設置されるとして、年間4,000kWhの発電量は確保できる計算になります。したがって、見込み収入金額は以下のとおりです。

4,000kWh×42円=168,000円

 しかし、実際には自分が使用する電力がここから差し引かれることになるので実質はこの金額の2割程度で30,000円前後ではないでしょうか。

 太陽光発電のメリットの一つに余剰電力の買取があります。通常ですと電気は電力会社から買うものですが、太陽光発電装置を設置した場合には発電して使用しなかった電力を売ることができます。しかも、国によって電力会社は1kWhあたり42円(平成22年度に設置した場合は48円)で買い取らなければならないことになっており、この金額は通常われわれが電力会社から買う電気よりも高い金額となっています。したがって、使う電気を少なくすればするほど、買取してもらえる電力量も増えるため、よりメリットを享受できます。
 太陽が出ている昼間は太陽光発電のゴールデンタイムです。買取対象はあまった電気ですので、使用する電力が少なければ少ないほど、より多くの電力を買い取ってもらえることになりますので、この時間の消費電力を減らすことで収益を最大化することができます。特に、今年の夏は東京電力も昼間の電気代を大幅に値上げすると発表しています。もしこの時間に家の電気を使わなければ、売電のメリットに加えて、高い電力を購入しないですむメリットも加わるため、家計へのプラス効果は非常に大きくなると思われます。以上の点からも、日中に家に人がいない共働きの家庭などは太陽光発電の施工によって大きなメリットを受けられるのではないでしょうか。